食事や甘い物をとったりすると血糖値が急上昇すると、肉体は血糖値を下げるためにインスリンを大量に分泌してしまいます。
インスリンは、使いきれない糖を脂肪に変えて蓄えるので、大量に分泌された場合、脂肪になる事が多く太りやすくなってしまうのです。
そのため、インスリンは肥満ホルモンとも呼ばれてしまっています。
体に脂肪を溜め込む働きがあるホルモンはインスリンだけなので、インスリンを過剰に分泌しないように気を付けることで、肥満を防ぐことができると思われます。
食事をした後にとても血糖値が急上昇して、それからすぐに正常値に戻るパターンを繰り返すと、突然死や認知症を招くとても危険があると言われています。
人間の体は、炭水化物を摂取すると、それがブドウ糖に変わます、膵臓からインスリンが分泌される仕組みになっています。
血糖値の異常が原因で発症する病気といえば、糖尿病が一番有名ですし、よく聞く病名だと思います。
食後に起こる血糖値の急上昇は、動脈硬化等の原因なることが多くあるので、注意が必要です。
最近は、多くの日本人が気をつけて定期的なダイエットを行っています。
ダイエットを行う場合も、食事、運動を含め血糖値のコントロールが必要となります。
血糖値を急上昇させないためには、3つの方法が考えられます。
一つ目は、ゆっくり噛んで食べることです。これはとても大切です。
よく噛んで食べると、早食いを防ぐことができます。早食いをすると血糖値にも悪いです。
満腹感を得る前に食べ過ぎないように気を付けることで、相乗効果でダイエット効果も期待できます。
二つ目は、糖の吸収が緩やかな低GI値などの食品を食べることです。
低GI値の食品を食べることで、血糖値が急激に上がるのを避けることができ、その結果、脂肪を溜め込むこともできなくなる。
炭水化物の中で、最も低GI値が低いのは、そばで、次が玄米です。そばアレルギーの方は気をつけて下さい。
玄米が苦手な人は、白米と混ぜて使うと、それほど違和感なく食べることができます。気になる人は気になりますが・・・
果物では、ベリー系や柑橘系が低GI値です。
ベリー系の果物も、柑橘系の果物も、美味しくてビタミンが豊富です。おいしく食べれるとダイエットもやりやすいですね、もちろん食べ過ぎは厳禁です。
果物は、美容にも良く、カロリーも低いので、ダイエット中も強い味方となってくれます。
お酒は、焼酎などの蒸留酒であれば糖質は含まれません。発泡酒には入っていないものもありますが、結構入ってる物が多いです。
三つめは、食べる順番を変えることです。
同じメニューであっても、食べる順番を変えると血糖値の急上昇を防ぐことが可能なのです。サラダを先に食べるといいそうです。
野菜やきのこ類には、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は、糖の消化と吸収を遅らせることができるので、食事の最初に食べます。
それから、肉、魚などのタンパク質を食べ、ご飯を最後に食べるようにすると、炭水化物の取り過ぎを防ぐことができ、血糖値の急上昇を避けることができるわけです。”
食物繊維→タンパク質→炭水化物といった具合です。
これを気をつけるだけでかなり効果があるでしょう。